SICARIO Trilogy
- ish
- 2018年11月23日
- 読了時間: 2分
更新日:2020年11月17日

SICARIO DAY OF THE SOLDADO
映画『ボーダーライン ソルジャーズ・デイ』
※ネタバレが含まれています。
マットは作戦の中止を告げ、アレハンドロにイザベルの殺害を命じる。
アレハンドロは「それはできない」と断り国境を越えさせてくれと頼む。
マット「俺を追い込まないでくれ。手は貸せない」と断る。
お互い幾度の修羅場をくぐり抜けてきた戦友である。
しかし命令は命令だ。軍人にとって絶対である。
アレハンドロはマットに「するべきことをしろ。俺は自分でなんとかする」と告げ通信を切る・・・。
ドローンの映像は捕まったアレハンドロとイザベルを映す。アレハンドロが無残にどこのゴロツキともわからないチンピラに頭を撃たれる瞬間を目撃し、しばらくモニターを見つめたままアレハンドロの言葉の意味を噛みしめる。
そしてマットは行動する。
「するべきことをしろ」とは人間たる行動を取れということだ。
それがケダモノと真のソルダード(戦士)との違いである。
アレハンドロを通して二人の若者の人生は交差する。
イザベルは現実を目の当たりにしアレハンドロの悲しみに触れる。
おどおどとしていた少年ミゲルはアレハンドロを撃ったことで外道の道を駆け上がる。
アレハンドロとマットの絆。イザベルとミゲルの将来。
その行く末をまだ観たいと思う。
3000万ドルという予算はハリウッドではあまり多くないバジェットだ。
しかしながら前作も今作もしっかりと倍の収益を上げている。
これは続編が期待できる可能性が高いと言うことだ。
なにしろ初期のテイラー・シェリダンの脚本は三部作として書かれていたのだから。
【追記】
『次作での新たな展望を予感させるラストに加え、デル・トロがエミリー・ブラントに対し「3作目について素晴らしいアイデアがあり、きみはその中で大きな役割を果たすことになるだろう」と語ったと伝えられている』(*Indie Tokyo記事より)
http://indietokyo.com/?event_blog=新作『ボーダーライン』は「リプリーのいない『
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