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FARGO YEAR 4

  • 執筆者の写真: ish
    ish
  • 2021年4月3日
  • 読了時間: 2分

更新日:2021年4月12日

ファーゴのTVシリーズでは、シーズン(YEAR)ごとに時世がバラバラだが、必ず登場人物の誰かが他のシーズンと繋がっている。シーズン1では殺し屋の二人組(ナンバーズと聾唖の男レンチ(ラッセル・ハーバード))が、シーズン2に彼らの少年時代が登場する。「今度は自分で組織を作る」と誓う孤高の殺し屋ハンジー・デント(ザーン・マクラーノン)と出会う場面だ。この二人が後に殺し屋になるキッカケが示唆され物語が終わる。シーズン3では、ニッキー・スワンゴ(メアリー・エリザベス・ウィンステッド)とともに脱獄した聾唖の男レンチがニッキーの仇と復讐を成し遂げて物語が終わる。さらに過去に戻りシーズン4ではラバイ・ミリガン(ベン・ウィショー)とともに逃げたロイの息子マイケル・"サッチェル"・キャノン(ロドニー・L・ジョーンズ)に物語が収斂されていく。人質時代の親代わりだったラバイ・ミリガンの性を名乗り、シリーズ2のマイク・ミリガン(ボキーム・ウッドバイン)として登場するのだ。彼の人格形成に与えたものはラバイ・ミリガン、宿で出会ったセールスマンが勧めた本「カーネギーの人を動かす方法」と犬。そして女強盗犯ゼルメア・ルーレット(ゼルメア・ルーレット)。父親の死を冷徹に見つめるサッチェルに父親に対する復讐心だ。

また、シーズン1とシーズン2は州警察のルー・ソルヴァーソン(パトリック・ウィルソン)(警察署長からダイナーの経営者(キース・キャラダイン)と娘モリー・ソルヴァーソン(アリソン・トルマン)(副署長に)。

また俳優が変わっているけれどシーズン4のイタリアファミリーの若い殺し屋ジョー・ブーロ(エヴァン・ルーニー)はシーズン2で『組織』で出世してマイク・ミリガンの雇い主(ブラッド・ギャレット)に。俳優が変わるのは時間が遡るので仕方ない。

あとこれを忘れてはいけない。シーズン1でスパーマーケット王のスタヴロス・マイロス(オリヴァー・プラット)の事業の元手は映画版でカール・ショウォルター(スティーヴ・ブシェミ)が埋めた身代金!

すべては因果応報。

ノア・ホーリーのファーゴはコーエン兄弟の映画史とともに米国の犯罪史を辿る。彼が手がけたレギオンもそうだが、その時代時代の米国の音楽、ファッションなどカルチャーの再現が完璧で素晴らしい。またホーリーが集めた俳優たちが一流であることも付け加えておきたい。


ファーゴ シーズン4 (1960年) ミズーリ州カンザスシティ

ファーゴ シーズン2 (1979年) ノースダコタ州ファーゴ

ファーゴ シーズン1 (2006年) ノースダコタ州ファーゴ

ファーゴ シーズン3 (2010年) ミネソタ州のセントクラウド





 
 
 

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